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名称

写真

解説

展示場所・備考

       1     

食生活

 

炊事・調理用具

セエロ

(蒸籠)

もち米や饅頭などをふかすための道具で、湯を沸かした大釜の上に置き、その湯気でふかす。

円形と方形とがあり、数段を重ねて使う。

1階展示室

       2     

食生活

 

食料調製用具

臼と杵

これは餅搗き用であるが、他に穀物を搗くものもある。

後者は小さな穀粒が外に飛び出ないように縁部がすぼまっており、中央には穀物の粒が回転するように搗き輪を入れる。味噌豆を搗くにも用いられる。

1階展示室

       3     

食生活

 

食料調製用具

立ち臼と

たて杵

穀物や餅、味噌豆などを搗く。一本の棒を丸く削り、中央部を握りやすく細く作ってある。

手で握って垂直に打ち下ろす。

さほど体力のない女性や子供でも扱える。

1階展示室

       4     

食生活

 

食料調製用具

餅搗き機

蒸したもち米を電動でこねて餅を作る機械。

1階展示室

       5     

食生活

 

炊事・調理用具

水がめ

井戸水や湧き水を桶に汲んで運び入れ、ひしゃくで汲み飲料水や炊事に用いた。

 

1階展示室

       6     

食生活

 

炊事・調理用具

すり鉢と

すりこぎ

いったゴマ、大豆や味噌などをすったり、魚のすり身を作るのに用いる。

1階展示室

       7     

食生活

 

炊事・調理用具

こね鉢

トチやケヤキの木をくり抜いた鉢で、うどんやそば、団子を作るとき、粉に水を加えてよくこねるのに使う。

1階展示室

       8     

食生活

 

炊事・調理用具

のし板と

麺棒

こねたうどん粉やそば粉をのす台。

両手を使って麺棒を回転させながら薄くのしていく。

1階展示室

       9     

食生活

 

炊事・調理用具

茹で上げザル

大釜にはめて、一度に大量のうどんをゆで上げるのに用いた。

ザルごと引き上げて水で晒す。

人寄せ時の必需品とされた。

1階展示室

   10     

食生活

炊事・調理用具

切りだめ

ゆで上がったうどんやそばをそろえて置き、水切りする容器。

1階展示室

   11     

食生活

 

炊事・調理用具

揚げザル

ゆであがったうどんやそばをボッチにして並べ、食事時にだす容器。

所沢市域では、カブセまたはマツウラと呼ぶこともある。

1階展示室

   12     

食生活

 

炊事・調理用具

まな板

包丁で食べ物を切るのに用いた台。

始まりは魚を調理するのに使ったのでまな板(真肴板)という。

1階展示室

   13     

食生活

 

炊事・調理用具

カギッツルシ
(自在鉤)

囲炉裏の上から吊るし、鍋や薬缶、鉄瓶をかける道具。

1階展示室

   14     

食生活

 

炊事・調理用具

ホウロク(焙烙)

ゴマや豆をいったり、ヤキモチ(焼き餅)を作ったりする鉄製の浅い鍋。

古くは素焼きであった。

1階展示室

   15     

食生活

 

炊事・調理用具

食物を煮炊きするのに用いる鋳物の鍋で、弦を囲炉裏のカギッツルシ(自在鉤)から下げて使うこともできる。

1階展示室

   16     

食生活

 

炊事・調理用具

片口

一方に注ぎ口がついた陶製の容器で、酒、酢、醤油などを他の容器に移す時に使う。

1階展示室

   17     

食生活

 

炊事・調理用具

かつては炊飯には、かまどで火を燃やし、釜をかけた。

胴回りに鍔(つば)がついていて火力を拡散させ、すすを防ぎ、吹きこぼれないようにする構造になっている。

1階展示室

   18     

食生活

 

飲食・保存用具

御櫃

(おひつ)

炊きあげたご飯を移し入れる木製の蓋つき桶。水気を吸収し、ご飯をうまく仕上げ、ある程度保温もできる。

オハチと呼ぶことが多い。

1階展示室

   19     

食生活

 

飲食・保存用具

御櫃入れ(おひついれ)

稲わらや蒲で編んだ蓋付きの籠で、寒期などにご飯を入れた御櫃(おひつ)を包んで保温する道具。

1階展示室

   20     

食生活用具

保存・加工用具

漬物甕

(つけものがめ)

陶製の甕。梅干を漬けるのに用いられた。

1階展示室

   21     

食生活用具

保存・加工用具

焼酎甕

(しょうちゅうがめ)

焼酎の容器であるが、空いたものをラッキョウ漬けに転用した。
塩で下漬けしたラッキョウと酢、砂糖を甕に入れ、口を栓で閉めて寝かせ、転がしながら味を馴染ませて漬け込む。ラッキョウは、柄の先に釘を縛り付けた道具を口から入れて刺したり、割竹を入れてそのくぼみにのせたり、菜箸を入れて挟んだりして取り出した。

1階展示室

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食生活

 

保存用具

味噌樽

味噌を入れて販売した陶製の樽で、醸造所の商標が染め付られている。

 

1階展示室

   23     

食生活

 

保存用具

ショイダル(醤油樽)

醤油を入れて保存する道具で、必要な量は栓を緩めて使いやすい容器に移す。

1階展示室

   24     

食生活

 

醸造用具

大杓子

味噌を仕込む時に、煮た大豆と麹と煮汁を四斗樽に入れ、かき混ぜるのに用いる。

1階展示室

   25     

食生活

 

飲食用具

箱膳

一人用の食卓で、箱の蓋を裏返して茶碗、汁椀、小皿、箸、湯飲み茶わんを置いて、食事をした。

食後は、それらの食器にお茶をそそいで飲み干し、箱に納める。

1階展示室

 

   26     

食生活

 

飲食用具

ちゃぶだい

折り畳み式の食卓。

大正から昭和時代に箱膳に代わって普及し、家族そろって一つの食卓を囲んで食事をする形となった。

1階展示室

 

 

 

   27     

食生活

 

管理用具

氷冷蔵庫

食品などを、冷温で貯蔵する木箱。

これは電気でなく、氷屋から氷を運んでもらい、上部の金属張りの室に置き、下に食品を入れて氷の冷気で冷やした。

数日ごとに氷を補給しなければならないので、維持費がかかった。

1階展示室

   28     

食生活

嗜好品用具

涼炉

煎茶道に用いる陶製の炉。

炭火を入れて釜を掛け、茶の湯を沸かす。

焜炉、茶炉、風炉ともいう。

1階展示室