NO.
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中分類
名称
写真
解説
展示場所・備考
1
交通交易
交通・通信用具
黒電話
音声を電気信号に変えて遠くまで送り、再生して通話交流できる装置。
ダイヤルで相手の電話番号を回すと伝わる方式。
昭和時代末期にはプッシュフォンが普及し姿を消した。
1階展示室
2
矢立て
墨壺と筆入れを一体化した筆記用具。
帯に差して携行した。
3
交易・計量計算用具
枡(ます)
・カッキリボウ (搔切棒)
米や穀物、酒などの液体、小麦などの粉類、塩や砂糖などを量る枡。
写真左は一升枡、右は一升、五合、一合枡。
丸棒はカッキリボウ(掻切棒)といい、穀類を量るとき、表面を擦り切りにするのに用いる。
4
斗桶
穀類を量る一斗枡。一斗は約18リットル。
口縁と底縁に鉄製の平タガをはめて固定化し、左右の側に把手を付ける。
計量を正確に行うため、定期的に度量衡検査を受けた。その合格印が押されている。
5
七つ玉
そろばん
そろばんが日本に伝来したのは室町時代後半、中国との貿易で長崎・堺などから持ち込まれた。
当時の中国は16進法だったので
五珠2つ・一珠5つの七つ玉であった。
それを安土・桃山時代に五珠1つ・一珠5つの六つ玉とした。
江戸時代には商業の発展で、一般にも「読み書きそろばん」を身につけようとそろばんが広がる。
明治時代になると、政府はそろばんを徳川時代の教育制度として排除しようとしたが、その便利さで排除できなかった。
昭和13年に学校での必修となるに伴い、現在の五珠1つ・一珠4つの五つ玉となった。
6
六つ玉
7
台秤
荷台の付いた重量物用の秤で、分銅を棹に載せて動かし、棹が水平になったところで目盛りを読む。
かさや重量の大きいもの、たとえば繭や生糸、茶、穀物やサツマイモの俵など、量るものに応じて分銅を使い分ける。
8
No.7と同じであるが、こちらは軽いものを量る。
9
棹秤
三人がかりで重量物を量る大秤。
目盛りを刻んだ棹と分銅で1組となる。
緒はモトオ(元緒)とウラオ(裏緒)の2本があり、モトオで26貫、ウラオで10貫まで量れる。
棹の先端の鈎に物を吊るし、緒を支点に分銅を動かし、棹が水平になったところで目盛りを読む。
麦・米・サツマイモの俵を量るのに用いられた。
10
片手で下げられる重量のもの、軽いものを量る秤。
「1・2の秤」と呼ばれ、モトオ(元緒)で2貫、ウラオ(裏緒)で1貫まで量れる。
主として茶葉を量るのに用いられた。
11
その他
自転車用ガスランプ
自転車に取り付けるランプで、ガスを用いて点灯させる。