解説 |
そろばんが日本に伝来したのは室町時代後半、中国との貿易で長崎・堺などから持ち込まれた。
当時の中国は16進法だったので
五珠2つ・一珠5つの七つ玉であった。それを安土・桃山時代に五珠1つ・一珠5つの六つ玉とした。
江戸時代には商業の発展で、一般にも「読み書きそろばん」を身につけようとそろばんが広がる。
明治時代になると、政府はそろばんを徳川時代の教育制度として排除しようとしたが、その便利さで排除できなかった。
昭和13年に学校での必修となるに伴い、現在の五珠1つ・一珠4つの五つ玉となった。 |